2014.3月竣工 36坪
有名建築家・伊礼さんをリスペクトしていた施主様。吹抜の大らかな空間に天井高はなるべく抑えるというメリハリのある空間を最初から要望なされました。
子ども部屋は狭いくらいの方がいいというお考えで、その分共有スペースの充実を優先しました。
ペレットストーブは暖房というよりは、炎をみてくつろぎたいという理由からです。床材はナラ材を選びました。キズやへこみを気にすることはありません。
家の真ん中にある吹抜は2階ホールとも一体となって開放感抜群です。どこに居ても家族の気配を感じることができて安心、各部屋には小さな小窓があって声が届くようになっています。
吉村障子を天井の高さに合わせました。ディテールにこだわった和室です。
2階ホールは吹き抜けとつながる広々空間、室内物干し、子どもたちの遊び場として使い勝手抜群です。
共有デスクはパソコンや読書、お母さんの洗濯物たたみに使っているそうです。
片流れの屋根形状を活かし、ロフトを設けた子供部屋。あえて小さな部屋を2つ対称に並べ引戸で間仕切っています。ロフトは秘密基地的に使っています。
キッチンの一角に設けたユーティリティは、家事の合間に連絡帳などの書き物をするのに使っているそう。小窓からは子供たちが登下校する様子をみることができます。
(c)有限会社 伊藤工設計