セミナー2510(アンパンとCEO・COO)

セミナー7回目となりました。今日のお題は、CEOとCOOの役割と組織図についての話をさせていただきました。

CEOとCOOの役割は違います。地域の工務店でそんな英文字をつかわなくてもいいのに!と思いますが…。

会社を経営するにあたって、資本の大きい、小さいは関係ありませんので…というか、あえてCEOとCOOを利用した方がわかりやすいので…。

一般的にCEOは「ジャンプシンキング」、COOは「チェーンシンキング」と言われていています。

「跳んだ発想と、それを実際に形にしていくこと」と言ったほうが、もっとわかりやすいかもしれません。

地域の工務店の代表は、この「2つの頭」がないといけません。

自分で方向性を出し、それを現実化していく…大変な作業です。

どこの、だれに、どんな家を、どうしてその商品なのか?

それはだれもつくっていなのか?

どうして自分がつくらなければいけないのか?

メリット、デメリットは?

どうやって提供していくのか?

考えることはたくさんあります…。

前回のNHK朝ドラ「あんぱん」を楽しみで毎日観ていました。

役者さんがいい演技と仕事への取り組み方がすばらしかったのです。

手の動き、顔の表情…すっかり心を奪われてしまいました…。

戦地において、ゆで卵を殻ごと食べるシーンがあったのですが、殻ごと食べることが辛そうでもわざとらしくでもなく、食べられるものを早くお腹の中に入れること…。

戦地での飢餓状態を表現する為、実際何日か絶食をし芝居に臨んでいたことを知り、大げさに感じなかったことはそういうことをして臨んだ結果なのだと、プロ意識に感嘆したのです。

たかしの才能をのぶが支え「逆転しない正義=アンパンマン」を生み出しますが…。

たかしがつくり、のぶが子供たちに読み聞かせを何年もかけて行い、アンパンマンが完成するのです。

この二人がいなけれ、アンパンマンは生まれなかったのです。

地域工務店の経営には「たかし」と「のぶ」の役割が必要なのです。

大河ドラマべらぼうの蔦屋重三郎と妻のおていさんもそうです。

ジャンプシンキングしすぎた蔦重を、おていさんが平手打ちしてまでして止めたりします。

ノーベル生理学賞・医学賞を受賞した坂口志文さんは、妻の教子さんとの二人三脚での研究で複数の共著論文があり、「同じような課題をお互いに理解して、何とか解決しようとしてきた。生きていく上で同志だ」と話しました。

そもそも「夫婦」が「CEOとCOO」の役割を果たしているのでしょう。

しっかりとした事業計画に基づき経営している地域の工務店が基本ですが、夫婦でなくてもCEOとCOOの役割を持った方がいると会社としてはいい方向に向かいます。

もう一組、朝ドラ「ばけばけ」の主題歌「笑ったり転んだり」はいい歌です。

夫婦の散歩の時の会話のような歌に聞こえます。

夫婦というより…私のイメージとしては「つがい」ですが…。

夫婦で歌っているハンバートハンバートさんからも「バランスがいいCEOとCOO」を感じます。

しっかりとした家づくりができるのは、地域工務店が適していると思っています。

地域工務店頑張れ!

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