チーム「ブレイン」

7/26、伊藤工設計のモデルハウスにてチーム「(仮)ブレイン」をつくりました。
建築家、一級建築士、施工会社代表、気密測定技能士、木材流通や住宅ローンに関する各専門の方に、これからの家づくりを考える「場」に集まっていただきました。

チームの名は「ブレイン」となっていて伊藤工設計のブレインではありますが…
私たちは、これから家づくりをするための方に、わからないことがあれば応えていきたい、あなたの力になりたいという想いでチーム「ブレイン」をつくりました。

家づくりはCO2を排出する
私たちの仕事は家をつくることです。
家をつくること、つくり続けることでCO2を排出しています。
CO2は温室効果ガスの一つで、気候変動の原因と言われており、2100年までの平均気温上昇を産業革命前の気温と比較して1.5℃未満に抑え込むことを決めましたが…。
すでに1℃上昇している中で1.5℃未満に抑え込むにはすぐ行動しなければなりません。2030年までにCO2排出量を半減、2050年までに純排出量をゼロにしなくてはなりませんが、2~3%GDP成長率を維持しつつ、1.5℃目標を達成するためには、今すぐに年10%前後のペースで削減しなくてはいけないのですが…そうなっているでしょうか?

解決策はあるのでしょうか?
私たちは何もできないのか?家をつくればつくる程、CO2を排出してしまいますが…。
私たちができることとして2つあります。一つはLCCM(ライフ・サイクル・カーボン・マイナス)住宅をつくることです。住宅の建築・生活・廃棄までのライフサイクル全体でCO2排出量の収支をマイナスにする家づくりをすることです。

1. 断熱性や気密性をもっと高めることで冷暖房の使用量を減らし、効率的な設備を導入すること。
2. 太陽光発電システム等の再生可能エネルギーを活用すること。
3. 地域材を利用することで運搬時のCO2排出量が小さくなること。

しかし、LCCM住宅だからすべてOKとはなりません。お金をかけてLCCM住宅をつくっても、家の寿命が30~40であれば無駄に終わります。せめて80年も暮らすことが出来る長寿命の家をつくらなければなりません。

これから
私たちは「LCCM+長寿命住宅」をつくることを目指します。

まず、伊藤工設計のun・gbスタイルの標準仕様として「制震システム」を導入します。

80~100年の家を持たせるには…その間に大きな地震が3~5回はあるでしょう。余震も含めると震度6が20回…。2倍の40回繰り返し応力が発生しても変位が変わらない「制震システム」を導入し、長寿命住宅を目指します。

チームとして許容応力度計算、温熱計算、気密測定が出来ます。木造住宅に限らず、複合ビルの設計、施工も可能なチームです。

早い、ただ安い(高い)、簡単な住宅ではなく、長寿命住宅をつくるのが私たちの仕事と思っています。時間をかけ、地球にやさしい、家づくりを目指していきます。

制震システムの標準化
制震テープ(アイディールブレーン)

制震テープは、高層ビル用制震ダンパーのエネルギー吸収材(粘弾性体)を木造住宅用として両面テープ状に加工したものです。
地震発生時、平行四辺形に変形する柱・梁と、長方形のまま抵抗する面材との間にズレが生じます。柱・梁と面材を固定している釘が曲がったり、折れたり…そのため建物全体が緩み、地震の度に変位はドンドン大きくなっていきます。このズレる部位に、厚さ1mmの制震テープを挟むことによって、振動エネルギーを熱エネルギーに変換し、建物の揺れが軽減することが出来ます。

新築住宅の固有周期は0.1~0.2秒と短く、比較的地震の影響を受けにくいのですが、度重なる地震によって損傷(接合部の緩み等)が進み、地震の度に変位が大きくなっていきます。制震テープ工法を採用した住宅は、繰り返しの地震を受けても、ほぼ同じ変位で建物は耐震性能を保ち続けることが出来、繰り返し地震に強い「制震住宅」になります。

家丸ごと制震ダンパーは、長寿命の家になります

一覧へ

カテゴリー

タグ一覧

月別アーカイブ

最近の記事