家の燃費って何?

こんにちは、関です。今週から少しずつ気温が下がってくるとニュースで聞き、ウキウキで朝外に出ると、ムシムシ。気象予報士さんの嘘つき!と子供じみたことを叫びたくなったのはここだけの話です(笑)。まだまだ暑い日が続くんでしょと思っていた方が涼しくなった時の喜びは大きいかも!と思い、そのようにして過ごしています。

さて、今回は前回の記事と関連する話題をご紹介します。前回は、パナソニックのショールームにて受けた、エネルギーセミナーについて簡単に紹介しました。これからの時代は太陽光発電がメジャーとなり、自己消費・自己発電の時代がすぐそばにあるということを言っていたかと思います。とはいっても、太陽光発電をポンと導入することは簡単ではありません。やはり費用的な面で…。ただ、長~い目で見てあげるとちょっと頑張ると、15年後にあの時奮発して良かったなと思う日が来るのも事実なのです。家づくりは性能を第一に考えてあげると、後悔のない一生の財産にさらに箔がつきます。その考え方を簡単に伝授できたらなと思います。

皆さんは車を買うとき、何を重視しますか?乗り心地、デザイン性、メーカー…きっと多くの方が燃費を気にされるのではないでしょうか。第一に考えることはなくても、燃費を考えずして車を買う方はあまり見たことがありません。だからトヨタのプリウスが売れているんだなと納得。なぜ家の話をしているのに、車の話にするの?と思う方も多いかもしれません。ただ、家を買うときも家の燃費を気にして欲しいのです。最近では、YouTubeやインスタグラムの影響もあって、性能に詳しいお客様も増えています。ただ、いざ話を進めていくと、費用的な理由で性能を上げることを諦めたり、デザイン性を重視しすぎてしまったりと家の燃費が後回しになるケースが多く見受けられます。

確かに、家づくりは決断の連続です。土地の決断、間取りの決断、仕様の決断、住設の決断…とキリがありません。決断の連続で疲れてしまうのは当たり前です。だからこそ、家づくりが始まり前から家の燃費を考え、イメージしていてほしいのです。家の燃費ってなんなの?とそろそろ突っ込まれそうなので、ご説明します。

家の燃費とは建築物が年間を通して快適な室温を保ち、給湯や照明などを使用するために必要なエネルギー量をkWh/㎡・年で表示したものです。
弊社では、一般社団法人日本エネルギーパス協会のエネルギーパス(略してエネパス)のソフトを使用し、計算をしてお客様に提示しております。
実際にこの家だと光熱費はいくらで、年間を通してこれくらいの電気を必要とするといったことがグラフ化されるため、非常にわかりやすいと思います。電気料金が高騰しているため、ほぼ同じ金額をはじき出せるという訳ではありませんが、一つの指標となるものだと思います。

断熱性をあげたり、サッシをトリプルガラスにするとさらに光熱費が安くなることがあります。ただ、性能を上げたからといって安くなるという訳でもなく、計算してみたらあまり変わらないじゃん!ということもあります。性能をどこまで上げると恩恵があるのかといった指標にもなってくれるので、非常に重宝しています。

家の燃費が大切なことはわかって頂けたかと思います。次のブログでは、実際に家の燃費をあげるにはどうすれば良いのかをご紹介したいと思います。

こちらがエネパスの一部を抜粋したものです。だいぶ画質が悪くて見えにくいのですが、カラーの円グラフや棒グラフで
わかりやすくレイアウトされています。
http://www.energy-pass.jp/energypass/
気になった方はぜひHPをチェックして頂くと、より詳しくわかりやすい説明が載っているのでご覧ください。

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