風に吹かれて 今年の詩

どれだけの道を歩めば
一人前の「男」とみなされるだろう
白鳩は、どれだけの海を渡れば
砂の上で休むことができるのだろう
どれだけの砲弾が飛び交えば
友よ「答え」は風に吹かれている
「答え」は風に吹かれている

11/23(土)、清水ミチコ 万博~ひとりPARADE~

昨年行けなかった直太朗コンサートのリベンジでもあり、行ってきました。
人を茶化すのが大好きでこの仕事をしているミチコさん。

前半は笑いのものまねで大いに茶化し、後半は音楽中心のものまねと楽器のコラボ。
荒井由実はよかった…涙出る。

チンパンジー人形との音楽コラボもよかった。
プロのパーカッション、弟さんのベース、ミチコさんのピアノとシンバルのチンパンジー人形とコラボ???

この発想はすごい!人形とコラボ!

「風に吹かれて」はアンコールで歌ったものです。

ミチコさんのデビューは爆笑問題さんと同じだったそうですが…。
あるとき忌野清志郎さんから爆笑問題に食事のお誘いがあり、自分には声をかけてもらえず、嫉妬したそうです…。

なぜ誘ったのか?
政治を題材としたネタだったのでしょうが…「その考えは間違っている」と、伝えたくての誘いだったようです。
その当時芸能人が政治信条をはっきりいう時代ではなかったそうですが…清志郎さん、さすがです。

この詩は、忌野清志郎さんが最初に日本に持ち込んだとか…。

山はどれだけの年、存在できるのだろう
海に侵食されるまで
何年かかるのだろう
ある人々が自由になるまでに
人は何度、顔を背けるだろう
見ないふりして
友よ「答え」は風に吹かれている
「答え」は風に吹かれている

人は、何度見上げれば
空を見ることができるのだろう
人は、どれぐらいの耳があれば
人々の悲しみが聞えるのだろう
どれぐらいの人が死ねば
あまりに多くの人々が死んだことに気づくのだろう
友よ「答え」は風に吹かれている
「答え」は風に吹かれている

「風に吹かれて」 ボブディラン

問題は見えない風に吹かれている…。
風の中を見ようとしない…。
見たつもりになっている…。
自分には関係ないので…。
考えさせられる詩です。

最後は風が吹いているので…ザワワのものまねで…笑わせてもらいました。
すごく良かった、最高でした。

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