「ぺロブスカイト」次世代太陽電池
現在普及している太陽電池の95%以上がシリコン太陽電池。
シリコンは薄くすると割れるため、厚みが必要になります。
重さは1平方メートルあたり10~15キロで、設置場所は強度のある建物の屋根や屋上にかぎられ、複雑な製造工程でコストが高いことも…。
これらをクリアしたのがぺロブスカイトです。
ぺロブスカイトとは、結晶構造の一種でヨウ素や鉛などの結晶でできた膜で発電するそうです。厚さは0.1マイクロメートル、重さもシリコンの10分の1ぐらいになるとか…。
折り曲げにも強く、薄いガラスやプラスチックの基板に材料を塗布すれば簡単に低コストで製造できるとのこと。さらに、曇りや雨の日でも、発電するそうです。
デメリットとしては…
・ 人体に有害な鉛が含まれている。
・ 水分や傷などに弱く、耐久性が低い。
・ 大型化すると変換効率が落ちる。
調査会社の予測としては20年代半ばに量産が本格的に進み、市場規模は35年には1兆円に拡大するという。政府は4月、ぺロブスカイト太陽電池を30年までに普及させる方針を出しましたが、課題もあり…。
世界では…
すでに量産化がはじまり、欧州や中国が先行しています。
ポーランドは21年に量産を開始。中国は22年から量産を開始し、23年は10倍の生産能力にするそうです。
材料の調達は…
シリコンは海外輸入に頼ってきましたが、ぺロブスカイト太陽電池の主原料のヨウ素の生産は日本が世界2位で、国内で調達できるそう。
あとはどれだけ歩留まりよく作れるかになってくるか!だとか。
人体に有害な鉛からスズに換えて開発していたり、東京都の下水処理施設では実証実験が始まりました。
230908の新聞より
もうすこしで、手軽に電気をつくることができそうです。
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