ひと時の癒し

こんにちは、関です。肌にあたる風がだんだんと痛くなってきました。羽毛布団を引っ張り出し、長袖長ズボンのパジャマを着るようになりました。先月の今頃は暑い暑い言っていたのが嘘のようです。季節の変わり目は風邪や流行りのインフルとコロナに気を付けて、
短い秋を楽しみましょう!

さて先月の中頃(まだ暑かったころ)の休日に久しぶりに家族4人の休みが被る日があったので、女川へドライブがてら行ってきました。
父がシフト制の仕事のため、4人同じ日の休みは我が家ではレアです。妹も受験生ということで、休日も塾や家に籠りっぱなしということが多いので、気分転換の一環という名目で外へ引きずり出しました(笑)。外に出ないと、おかしくなってしまいますから。
行先を女川にしたのは、女川駅とシーパルピア女川を見たいから。女川駅はかの有名な建築家坂茂さん、シーパルピア女川は東利恵さんの設計ということもあって、見てみたいと去年から思っていたからです。また、女川に行ったことがなかったのでどんな町なのだろうという好奇心もありました。
女川に着くと、第一印象は随分と新しい建物が多いな!といったものでした。それもそのはず、女川は3.11の震災で津波の被害に遭い、沿岸部はほとんど水につかったそうです。そのため、女川町舎や女川駅もすべて震災後に再建されていました。だからこそ、きれいな街だと思ったのかもしれません。
そんな新しい建物の中にポツンと旧女川町交番があります。これは、震災遺構として津波の被害に遭ったままになっているものです。新しい建物とのコントラストでより被害の多大さを感じさせます。土台ごと倒れている様子は、どこか考えさせられます。
震災から12年以上が経ち、今の小学生は被災していないというので驚きです。震災を後世に語り継ぐ、そして風化させないというのは被災した我々の使命であると再認識しました。
女川駅は坂ワールドが炸裂していて、コンパクトですが見ごたえのあるものでした。内観の写真がNGだったのが残念でしたが、ネットで調べるとすぐに出てくるのでぜひチェックしてもらいたいです。また、シーパルピア女川も女川駅から見ると海と一体になっているように感じさせる配置で、海のブルーと建物のダークな色味がコントラストとなっていて素敵でした。気温30℃超えの日に行ったので、暑すぎてひーひー言いながらひと通り見学しました。
様々な建築物を見た方がいいと社長からアドバイスをいただき、やっと少しずつ建築巡りもできそうな情勢になってきたので、県内のみならず、羽を伸ばしてみようかと計画中です。またどこかへ行った際は、レポートしたいと思います。ぜひお楽しみに。

念願の女川駅。コンパクトですが、格子状の天井や吹き抜けなど広く感じさせる工夫が沢山。

シーパルピア女川。海へと続く感じが海と共存していく決意の表れに感じました。

女川交番。基礎ごとひっくり返っているのにはびっくり。交番とシーパルピアをはじめとする新しい建物との対比がより被害の深刻さが伺えます。

美味しかったランチ。石巻の漫画館の近くの八幡家さんにて。

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