セミナー終了と、ラフプランにはどんな意味があるのか?

伊藤工設計のマーケティングセミナー、全12回が今回で終了となりました。

伊藤工設計のノウハウやマニュアル等の資料もオープンにし、解説させていただきました。

セミナーは、仕事のヒントでしかありません。

これからの事業の参考になれば幸いです。

今回セミナーは、以前に「プランを考えること」を課題に出していましたので、各自が考えたプランを発表していただきました。

内容としては、伊藤工設計で実際に建てた敷地を利用し、ラフプランをつくり、どんな仕様の住宅で、概算は、広告は…どう考え抜いたか!

発表後は、私の方から実際建てた家の図面・写真を基に説明させていただきました。

隣地の土留めに亀裂があったのは前の地形が…。

地盤改良は…。

不安全な土留め側に水廻りを配置した理由などです。

間取り、空間、性能も大事ですが…敷地の安全性が第一で、そこから始まります。

余談ですが私のラフプランは汚いです…。それは次の事を優先させるからです。

1.     まず、敷地の問題点をあぶりだします。

2.     敷地に対して家のボリュームを建て主様に示します。

3.     問題点解決を含み、どのぐらいの費用が発生するか概算を示します。

4.     プランは建て主様の考えもありますが…その通りにすると問題もあります。

・    間取り優先になっていないか?

・    敷地のいい場所が見逃されていないか?

・    高性能化もいいが予算とのバランスは?

これらの作業を出来るだけ早く提示し、土地を早く購入できるようにポイントをつかんで提案し、決まったら再ラフプラン(修正)、プランが確定するとCAD図に移行していきます。

何回か見学会に参加している方であれば、気ごころも知っているので無料にて対応することができます。私だけ動けばいいのですから…。

大手量販住宅会社さんは、最初に設計契約を結び、敷地調査し、しっかりプランをつくっていただけますが…解約した場合、お金は戻ってこない可能性があります。

設計契約がない場合もありますが…。

その場合、チラシなどに使われるような、使いまわしのようなCAD図(プラン図)での提案が多いようです。一見キレイに見えますが内容が…。途中で中断した場合、それまでに掛かった費用の請求がくるかもしれません。

地域工務店としては…このようにはできません。

業者や職人を動かすと費用が発生し、当然、動いた分は支払いが発生します。

自分一人であれば…ボランティアとは思っていませんが、自分なりの社会に対する貢献と捉え…無料で行っています。

そんな想いもあり、今回みなさんに体験してもらおうとラフプランをつくっていただきました。

一年間、マーケティングを勉強してきました。

地域型住宅をつくることは事業計画が立てやすくなりますが…。

でも、最終的には「人」です。人が大事です。

毎回、セミナーの初めに「人」を紹介していたのはその為です。

今回は…

聴力を失ってから、ミュージカル俳優になる夢をもっている中島元美さん。オーディションを受けても「前例がない」と断られてきましたが…ないなら、「私が前例になる」と頑張っています。

弁護士1年生の鈴木雄希さんは、執行猶予中に再犯を繰り返し障害年金で暮らす60代の方をどうすれば刑務所に入らないで、再犯を繰り返さないようにするかを考え、いろんなところに掛け合い支援を行いました。結果、執行猶予判決となり、判決理由には「弁護士の尽力により」の文言が入りました。

病気や障害のある子に講演を届ける心魂プロジェクトの寺田真実さん。シチズン時計の関連会社で海外を飛び回っていましたが、28歳で劇団四季の選考に挑戦し、ミュージカル俳優に転身、3千ものステージにたちますが…。病気や障害のため劇場に来られない子供たちに…自分たちで音響や照明の機材をバンに積んで病院や学校、公共施設へ赴き、北海道から沖縄、台湾でもツアーをしています。

熱い情熱を持った3人の方を紹介させていただきました。

ブランディング、マーケティングを考えることは大事です。

素晴らしい地域型住宅商品を完成させることも大事ですが…。

それ以上に大事なのは、

建て主が、安全で暮らせる、失敗しない家づくりを行うこと。

売り上げ優先でなく、問題点もしっかり説明していく家づくりを行うことです。

家づくりは、「つくる人」が情熱を持っているか!が問われるのです。

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